世界はこころでできている

じぶんのこころと向き合って、大切にするための場所です

こころについて

 

心から一歩も外にでない物事なんてこの世界には存在しない

                     『1Q84村上春樹 

 

 2014年の振り返り。個人のごくごくパーソナルな内面のことを言うならば、今年はとてもエポックメイキングなことがあった。自分はアダルト・サヴァイヴァーだという気付きを得たこと。これまで34年間の自分の生きづらさだったり、人間関係における問題点だったり、そういうことはこういった言葉で形容ができるのか、と知った。そして自分の過去をその形容の元に納得することができたこと。それはとてもとても大きなことだった。

 その気付きを得たうえで、これから先自分はどのように歩いて行けるのか、行きたいのか、ということにはまだまだ不安も大きいのだけど。それでも。今は、変わりたい。ゼロからその方法を自分で習得していきたい、と思っている。気が遠くなる作業だと眩暈がするけれど。

 

 そして今思えば、この気づきを得ることができたのも、今年の冒頭に私がぼんやりと心の中で決心したことがあったからなのだろう。今ではわかる。現実社会でいろいろと対応すべきこと、現実的に向き合ったり考えたりするべき(と見えた)ことはその時にも山積していたけども、それでも私が最優先に取り組むべきことは、「自分の心」の問題なのだ、と密やかに決心していたから。今はそれが(おそらく)許される時間であるから、とその時は内心奥底で考えていたから(表向きは全く異なるポーズをとっていたけれど)。

1年でここまで来た。歩いてきた。よちよちと。あちらにぶつかり、こちらにぶつかりしながら。切傷もかすり傷も、打撲も、挫傷も。これから先もたくさんたくさん痛い思いをするだろうな。まだなんにも知らないし、ゼロからだし。正直怖い。

でも、投げ出さないし、諦めないよ。私は。私だけは、私のことを投げ出さないから。ほかのだれが顧みないとしても。だから、大丈夫。